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![]() 上の写真は、現地の状況を想定しつつ、そのストーブにアルマイトの大鍋をかけて10人分ぐらいの食事を作ってみているところ。燃料には、これも現地の不便な状況を考えて、木屑や建築廃材を使ってみた。 ちなみに出来た料理がこれ…。大鍋で十人前のパスタを茹でて、ここではそのソースを作っている。 ![]() じつは、写真を撮った昨日、このストーブを使って調理をしてくれたのは、おいらが主催する体験教育事業体「しまね自然の学校」の子どもたち。当然、何人かのスタッフも協力しているが、その調理の中心になったのは、小学校六年生の女の子。 つまり、このストーブは、その火の扱いに慣れてしまえば、たぶん誰にでも使いこなすことが出きるだろう。 そして、だとすれば、この廃材の瓦を集めて作ったストーブは、今回の大惨事のような災害時に簡易に作って使うストーブとしては、ある意味完成したかたちということが出きるのかも知れない。 などと考えていて、思うことがあったのだ。 「ある意味完成したかたち」などと、本当に言えるのだろうかと…。 「しまね自然の学校」の子どもたち。じつは、こういう「木を焚く燃焼」環境に慣れている。 つまり、普段から焚き火をしたり、ここにUPしたストーブを使ったり、小枝などを焚いて調理することに慣れているのだ。だけに、この瓦のロケットストーブなどなんの苦もなく使いこなすし、むしろその便利と豪快さを面白がる。 しかし、災害対策用に作ったこのストーブの本当の使用者はどうだろうか。つまり、たぶん被災地の女性たちだ。 確かに、これを作ることや火を付けるぐらいのことは、それなりに男手があるだろう。しかし、現実的な調理はどうだろう。いまの時代の若い女性達に小枝などを焚く小さな火のコントロールが出きるだろうか。 また、大災害の被災者となって、すでにそのこころを痛めている女性たちに、この捉えようによっては悲しいほどに見すぼらしいディテールは、どういう思いを抱かせるだろうか。 確かに調理は十分に出来る。だけに、「しまね自然の学校」の子どもたちが作ったような美味しい料理を作ることが出きるに違いない。だが、しかし、災害対策用のツールとは、その程度のものなのだと捉えてしまって良いのだろうか。 つまり、火が焚けて、調理が出来て暖がとれるのだから、それで我慢しろと…。 これが、どうにも符に落ちないのだ。 確かに、大災害の緊急時のことではある。だけに、一週間や十日程度のことなら、そうした我慢も必然のことであるのかも知れない。しかし、今回のように、「未曾有」のというべきレベルの大災害ではどうなのだろうか。 たぶん、復興までの道のりは相当に長いはず。そこに自律すべき家族の中心を担う女性たちのこころを思えば、せめて災害前の普段の暮らしの調理環境にちかいレベルの状況が用意されるべきではないのだろうか。 つまり、そういうことを考えたのだ。 しかし、だからと言って、当たり前の住宅のシステムキッチンのような状況など作りようがあるわけもない。また、その復興までの長い道のりを考えれば、出来れば燃料にも不自由をしないように建築廃材などを考えるべきだ。 だが、機能的には出来ればコンロとして二口ぐらいを用意して、さらに火のコントロールなどは、誰でもが簡単に出来るように考えるべきだ。そして出来れば、ときに家族のために「我が家のパン」などが焼けるような機能もあれば嬉しい。 つまり、家族を思う女性たちが、便利に気持ち良く使える程度に汎用性が高く、デザイン的にも不快を感じないで済むぐらいの配慮が意識されるべきだと思うのだ。 つまり、それを作ることにした。 ![]() 「我が家のパン」を焼く機能は、もう完全に出来ている。 ![]() ![]() どうだろうか。大災害の被災環境に、これはあまりに贅沢が過ぎるのだろうか。 だが、おいらはそうは考えない。確かに、先にも記したように一週間や十日レベルの我慢なら「瓦」を使った簡易的なストーブで我慢も出きるだろうし、懸命な女性たちはかならずやそうするに違いない。 しかし、この度の大災害の復興の道のりは、たぶん相当に長くなる。そして、その長い時間を、被災した環境に毎日の暮らしを支えるのは女性たちであるはずだ。そして、家族の中心にいる女性たちが健康であれば、その家族も家族としての健康な活力を失わない。 おいらは、20年近くを仲間たちとともに続けてきた子どもたちの育ちの支援事業体「しまね自然の学校」での体験にそれを学んだ。だからして、その女性たちのこころの健康を考えることこそが、その長い復興のプロセスにもっとも大切にされるべき課題なのだろうと考える。 そしてそこにわれわれが利するものに比べれば、この程度のものを作るにかかる時間や経費は微々たるものだ。 しかし、おいらがこれを作るにかかる経費は、部材費・消耗品費が一万円ぐらい。また作業時間は、一日をフルに動いて五日ほどだ。 だけに、これを一人で何百台も作りつづけることなど出来るわけもない。 と言うことで、このストーブの製作プロセスを、今日から一週間程度かけて公開する。だからして、これを作る技術や設備を持つ心ある人々に呼びかけたい。 どうぞ、趣旨を理解して、協働してくれることを…。 続き…ちょっと休憩。。
by nature21-plus
| 2011-03-14 23:03
| ロケットストーブ
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