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つまり、「カッヘルオーフェン」のコア機能。「ロケットストーブ」の燃焼室などを古い瓦を使って保温したら、燃焼室の温度が当たり前に700℃を越えるようになったのだ。 だけに写真のように、これまで、ロケットストーブの小さな燃焼では時間がかかりすぎて難しかったダッチオーブンなどを使う調理が容易くなった。しかも、この結果のメリットがもう一つ。 じつは、「生木が焚ける」のだ。当然、水分量の多いこれらを焚けば燃焼室の温度は下がる。そして、これに何もせずにいれば、そのうちくすぶりはじめて火も消えてしまう。だが、高温になったところに生木の粗朶木と乾いた薪を一緒に焚けば、火力はすこし落ちるが、その後は、燃焼時間が倍するほどに長く燃えつづけてくれるのだから嬉しくなる。 しかも、この状況に煙ることなどまったくないのだ。 つまり、今日のノブヒェンは、言うなれば、そうした低温燃焼できれいに焼けた。 その関心のある人々に言いたい。是非、作れと…。 検索キーワードの大半が「ロケットストーブ 原理」や「ロケットストーブ 構造」などなど…。だが、ネットを徘徊しつつそんなことを考えているぐらいなら、実際に火を焚いてみる方が良いはずだ。 二枚のブロックを横にコバ立てして、この間に火を熾し、その火に長さが五・六十センチばかりのステンレスの煙突をかぶせるようにブロックに立ててみれば良い。これが、あなたのロケットストーブの原点だ。 つまり、火が燃えることで発生する上昇気流をステンレスの煙突内に封じ込めれば、その上昇気流が強烈な自動吸気をはじめるのだ。そして、その強烈な吸気によって、小さな焚き火は、さながら吹き竹を吹きつづけるような高温燃焼をはじめてくれる。 まずは、これを経験すれば良いはずだ。そして、その後は、あなたの作りたいものに合わせて、あなた自らがデザインすれば良いことだ。 そして、その結果は絶大だ。日本人が、このわずかに三・四十年ほどの間に、その意味や意義について真摯に考えもせずに切り捨ててきた「火を焚く暮らし」の如何に豊かで、質高いものであるかを知るはずだ。
by nature21-plus
| 2011-02-21 23:35
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