最新の記事
カテゴリ
全体 焚き火小屋のこと しまね自然の学校 瀟洒なる森の中で Linux design 島根日日新聞 田舎に暮らす 百姓をする女たち 日々雑感&たわごと 野外体験産業研究会 心象をスケッチする 伝える 焚き火小屋に火を熾して nob-san Brötchen ロケットストーブ ノブヒェン窯 ノブフェン募金プロジェクト OLD LENS フォロー中のブログ
登攀工作員日記 フランス存在日記 山瀬山小屋2号奮闘記!と... 楽・遊・学・ビバ人生!! おとうさん! ごはんなに? 染めと織りのある生活を楽... 山の子 田園に豊かに暮らす わざわざのパン+ かるぺ・でぃえむ 向こうの谷に暮らしながら 光と影をおいかけて TSUNAMI募金2 赤... すなおに生きる 木陰のアムゼル2号庵 フランス Bons vi... FC2ブログなど
以前の記事
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
動熱系の機械仕上げの経験があって溶接機が自由に使えれば、作業自体にそれほど難しいことはない。しかし、ヒートライザーのトップに取り付けたベースと角パイプのジョイント部分とか、排気干渉を避けるためにパイプの折り返し部分の内部にアールを作るなどの作業は精密な金属加工をするぐらいの心づもりが必要だ。
また、それらのすべてに溶接作業では高熱をかけるわけだから、この熱による歪みを丁寧にとりながら作業を進めなければならない。だが、これらが結構面倒くさい。 だけに、作業は技術よりも根気が必要だ。 ともあれ、大まかなアウトラインが見えてきた。これにパイプを一本、仮に取り付けたところで、他にも仮の仮レベルのパイプをもう一本取り付けて、排気の流れを見るためにロケットストーブに火をいれてみた。 結果は、このすこし過激な発想でも、なんとか放熱体としてうまく機能してくれそうだ。 だが、ヒートライザーが温まるまでの燃焼が思いのほかに悪い。つまり、パイプがまだ二本しか付けておらず、あげくに、これだけ上げたり下げたりしているわけだから、ヒートライザー内部に強い上昇気流が発生するまでは吸気が安定しないのは当たり前のことかもしれない。 だが、ヒートライザーの温度が上がってしまえば、排気も燃焼も安定して、現状のパイプの末端部分で百度ぐらいまで温度が上がる。つまり、放熱体としても十分機能すると思う。 今日の「風の谷」は、再び寒さがぶり返したのか、火の気がなければ辛いぐらいに寒かった。また、このストーブを置いている場所は、いまだ造作途中なので野外に比べればすこしマシな程度なのだが、この状態のロケットストーブを全開に焚いていたら、隙間だらけのスペースが思っていた以上に暖かくなった。つまり、これまでに比べても格段に…。 ちなみに、今日の燃料は、長さが三・四十センチぐらいの小割にした竹をバケツに一杯ほど。たぶん、直径が十五センチほどの孟宗竹一本ぐらいだそうだ。作業の手伝いに来てくれた知人が持ってきたのだが、わずかにこれだけで、三食の煮炊きと一日中暖房が出来た。 つまり、言い換えれば、この「カッヘルオーフェン」と枯れた竹が一本あれば、寒い冬の一日を心地良く、そして美味しく過ごせると言うことだ。 また、このロケットストーブ。現状では、もっとも温度が上がるのが燃焼室の真上で、火力が安定すれば三百五十度前後になる。当然、ヒートライザーのトップも調理用のスペースになるが、ここの方がはるかに温度が高い。 だけに、これを有効に使わない方はない。つまり、餅を焼いたり、グリルを置いて肉を焼いたり、便利に使うことが出来るように燃焼室サイド(ちなみに、ここの温度は四百度を越える)の保温を兼ねて改良した。 ともあれ、可能性はどんどん広がる。しかし、出来れば、本体だけでも今月中に作り終えてしまいたい。
by nature21-plus
| 2011-02-11 01:10
| design
|
ファン申請 |
||