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なんと驚いたことに「柿」には、現在二千種類ぐらいの品種があるのだそうだ。
数年前に、柿の生産農家を継いだ若い知人が焚き火小屋に来てくれた。その知人の話である。しかも雲州「平田」は、柿生産のメッカで、数十種類が作られているのだそうだ。 ちなみに、その知人が持ってきてくれ、ステンレスのボールに受け取ったものは二個づつ種類が違う。そして、さらに、それらとは別に「もう今年は残り数個」などという貴重な品種のものまでいただいた。 しかし、どう見てもぜんぶ柿だ!。だが、よく見れば、確かにそれぞれ、彼が説明するような特徴があって、すべてその食感や美味しさがそれぞれ明確に違うのだから驚かされる。 これに、「おれは、いままでなに食ってたんだ」と吠えたら、間髪を入れず、「富有柿でしょう」と返され面食らってしまった。 富有柿は、かたちがきれいに丸くなるので、誰でも簡単に作れるのだという。つまり、けして消費者が望むわけでもないだろうに、かたちが揃って運びやすかったり、店頭に並べ安かったりなどと言う物流や販売店の都合で流通する品種が限られ、これに富有柿がもっとも多いのだという。 そう言われてみれば、彼が持ってきた柿には、ともするとユニークだと思えるほどにいびつなものがあった。そして、当然、それらは彼が自信をもって選んできたものばかりなのだから不味かろうはずもない。 ちなみに、不揃いにいびつになりやすいこれらは、県外などに流通することはないそうだ。ただただ、大半がお年寄りの世代になっている生産農家がその物流の傲慢と不合理に苦しみながらも、地元の大切な文化として次世代に伝えようと懸命なのだとか。 しかし、秋の最中の美味しい旬をいただきながら、こういう不快な話を聞くのは辛い。まじに何とかならんのか。こんな馬鹿げた状況。
by nature21-plus
| 2010-10-20 00:10
| 田舎に暮らす
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