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「栗」をもらった。
「焚き火で焼いたら美味かろう」と、親しい知人が持ってきてくれたのだ。これをありがたく頂戴して、言われた通り炉に火を熾し、グリルパンを使って焼いてみた。 なんだか、とても懐かしいふるさとの秋をいただいた気がした。そして同時に、焼き栗のはぜる音に、この数年の自分がどれほど豊かに生きているのか考えさせられもした。 多くの隣人たちのお陰である。 知人が持ってきてくれたのは「栗」だけに止まらない。「ベロニカさんの料理に使ってもらえたら嬉しい」と、さまざまな種類のハーブの苗を持ってきてくれたのだ。 そして数日前は、県西部の旭町に住まう知人が特産の「赤梨」が送ってくれた。関東に生まれ育ち、つまり「長十郎」を秋の味覚に育ったぼくには、これもこの上もなく懐かしいふるさとの味覚なのだ。しかも、申し訳ないことに、この赤梨には、知人が丁寧に大切に育てる和蜂の上質な蜂蜜かまでが一緒にあった。 だが、しかし、なんだか罰があたりそうなこうした心地良いことがらは、そうしたレベルに止まらない。 遠く、千キロを離れて暮らす友人たちが季節毎のさまざまな味覚を送ってくれたり、訪ねてきてくれたり…。また、郷里から送ってきたと塩やさまざまな乾物を焚き火小屋に届けてくれる知人が居たり…。 この幸いを数え上げればキリがない。 しかし…。 さながら「能舞」を思わせて鋤つかう老婦人。焚き火小屋の地主さんのおばあさんだ。 ともすると、ぼくは、ここ風の谷に転居してから、この老婦人の真摯と丁寧とに生かされているのかも知れないと感じることがままにある。雨の日も風の日も粛々と鋤鍬つかう姿に…。そして、「食べなさるかね」という言葉とともに、いつもいつも両の手に慌てて受けるしかない、この老婦人が丹精込めて育てたさまざまなものに…。 今日も、夕食の食材に、じゃが芋を一つと長ネギを一本いただいた。感謝しつつ…。 この心地良くも豊かな風の谷の日々と、多くの隣人たちに、ただただ、ただただ感謝!。
by nature21-plus
| 2010-10-07 00:29
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