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朝から、絹のように細く冷たい雨がふったりやんだり…。
これに、振り回されるというほどのことではない。だが、リズムを壊されるというか、なにをしても、この絹のように細く冷たい雨に、そのなにかに集中する邪魔をされる。 これが、いっそのこと土砂降りの雨でもあるなら作業をすることなど諦めて、気分を変えることも出きるのだろうが…。 しかし、なんと言うか。見えない蜘蛛の糸に幾重にもまとわりつかれ、これに翻弄される不快とでも言えば良いのだろうか。そしてそれは、あれやこれやするうちに、理由のわからない焦燥感のようなものに変化して…。そのさきに、奇妙な不安やいらだちまでを呼び覚ます。 なす術もない。 九月の終わりの絹のように細く冷たい雨に…。
by nature21-plus
| 2010-09-24 23:22
| 心象をスケッチする
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