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意味不明な写真を撮って、抽象的表現を気どろうなどという魂胆はさらさらにない。
朝方、あまりの寒さに目が覚めて、昨夜遅くに潜り込んだテントから這い出てみたら、これがあった。解りにくいが、つまり「もぐら」が、サイトの地表ちかくを這ったあとのようだ。 これに、ちょっとビックリ!。なぜなら、この一週間程のあいだ、サイトに砂を入れては叩き締め、雨が降れば、また砂を入れ叩き締めることを何度となく繰り替えして、車を乗り入れても沈まないレベルに固めていた。しかも、この写真の場所は、このサイトで一番目立つ。だけに、もっとも頑張って叩き締めたところなのだ。 「祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、…」などと、くだらなく悟ったようなことを気どるまでもなく、もぐら一匹にこのところの「頑張った!」気分が簡単に吹き飛ばされてしまった。 まあ、しかし、人間の思い込みや理解するレベルなど本来的にこの程度のことなのかもしれない。つまり、二枚目の写真は焚き火小屋の薪積みの壁の前。一メートルぐらい積み上げた瓦の上に、何やら鋸屑のような木屑が大量に降っていた。 こんなところで誰が鋸などと思いながら薪の壁を見上げれば、高さ三メートルぐらいのところ、楢の薪に直径2センチほどの綺麗な穴が開いている。 つまり、犯人は「熊ん蜂」。積み上げてから五年程にもなる乾燥しきった硬い楢の薪に、相当な容積の穴を開け営巣しているのだ。 しかし、どうやって…。この木屑、数日前にはなかったはず。 建築に三十年以上も関わり、木の止まらず石や金属なども素材にする自分が、この蜂と同じことをするとしたら、一体、どういう道具と、どれほどの時間が必要なのだろう。 そんなことを考えると思いもしない興奮に鳥肌が立ってくる。そして、ともあれ、こうしたことを目の前に考えれば、われわれがしたり顔して理解することなど本当に「たかが知れている」と思い知らされる。
by nature21-plus
| 2010-07-10 17:29
| 日々雑感&たわごと
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