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先日手に入れた古い大津瓦の再利用。焚き火小屋の床の修理に、まずは始動。二千七百枚という膨大な量が手元にあるが、これを欠けたモノも無駄にしないように、さてどう使うか!。
悩み多い人生が質高い人生なのだなどと考える方も世の中には大勢いるようだ。だが、おいらは、さほどに馬鹿でもない。経験のないことに、あれやこれやと悩むことなど「休むに似たり」と心得ている。 だから、まずは始める。そして、始めるためには、出来れば「置いたら完了」などというレベルの誰もが簡単に出きる手段やデザインを選択すれば良い。 つまり、瓦の再利用も基本的な考え方は石積みと同じ。ほんの少し整形して、あとはモルタルなどもできる限り使わないようにデザインする。 また、今回のテーマは、古い瓦を使って美しい床を作ることであって、「古い瓦を保存する」ことが目的ではない。だけに、「瓦らしい見え方」などもまったく気にもしない。 こういう素材を用意するとなぜか大半の人が、いわゆる「和」の素材感を意識する。つまり瓦を前に、瓦の質的な部分に着眼せずに「瓦という文化」に縛られる。 これは、再利用を意識するなら馬鹿げたことだ。おいらは、手に入れた古い瓦を柔らかく加工もしやすいセラミック素材と捉えている。つまり、すこし加工すれば、いわゆる「ピース」として扱える床材になると考える。 そして、まずは「コバ立て」の面白さ!。ダイアモンドカッターで、重ね代の部分を落として、まずはディテールを変える。こうすることで、さながらドミノ倒しのコマのように連続して立てやすく、また曲線などを生み出す自由度も高くなる。だが、とりあえず「いぶし瓦」の質感を活かして直線を作る。 じつは、作業をしてくれているのは、ここを拠点に活動する「ベロニカの会」の二人のメンバーなのだ。そして、彼女たちの作業を見ていて感じたことが一つ。ともすると、こつこつと続けることがもっとも重要な、「ヴァナキュラーなものやことをベースにするもの作り」とは、圧倒的に女性の方が向いているのかもしれないと…。 休憩時間になると別人のように楽しくなる二人。じつに寡黙にこつこつと作業を進める。彼女たちには相当に過酷な重労働であるはずなのに、ただただ丁寧に…。しかも、古い瓦を使って、焚き火小屋の床を立体的にデザインするなどという難解な提言を、二人とも、じつに主体的に楽しみつつ理解する。 おかげで、突貫工事にちかい状況にはじまった作業が、ほぼ予定どおりに進んでいる。 しかし、いまだ軽いジャブ…。次はどうなるか!。
by nature21-plus
| 2010-06-12 20:47
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