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ここまで、およそ二十五日間。窓まわりの石の整形にすこし手間どりそうだが、あと六十センチほどで正面の壁が終わる。暖炉と石窯を予定している東側の壁も、五月中ぐらいには何とかしたい。
しかし、このところ、来て欲しくもない来客があったり、身勝手な連中が持ち込む雑用に振り回されて、すこし気分的に疲れぎみ。 おいらは、どこかの馬鹿な芸能人ように「ビックになりてぇー!」なんて思っちゃいねえし、別段、金が欲しいなどとも考えていやしない。ただ毎日が、焚き火小屋の回りに心地良い静かな日々が過ごせればそれで良いのだ。 ことの本質を理解しようとしない身勝手な連中の偽善に付き合わされなどまっぴらだ!。子どもらの育ちの支援に必要なことは正直であることだ。 正直であれば、くだらない仕掛けなど必要ない。この程度の石の壁に幾つかの石を一緒に積むだけで、彼らに、永遠に歪むことのない事実を手渡すことだって可能なのだ。 読んでみろよ!。 焚き火小屋に遊びに来た子どもからのメールを… 「なんだか疲れた!。学校を休んでなんとなく焚き火小屋に遊びに行ったら、おかのさんが石を積んでいた。何しているのか聞いたら焚き火小屋の壁を百年保つように直していると言う。 おかのさんは嘘はつかない。でも僕には、おかのさんの頭の中がときどきわからなくなる。今日もそうだった。だから僕は黙っていた。そしたら、おかのさんが「お前にも積ませてやる」と言った。 これが、なんだか変だと思ったから、「それって手伝えってことですか」と聞いたら、おかのさんはちがうと言う。 おかのさんは、焚き火小屋の壁に僕に一つだけ石を積めと言う。そうすれば、この壁がなくならない限り、今日、僕が確かに生きていて、焚き火小屋に来たことがここに記憶されると言った。 そして、それは誰も知らなくても、僕だけが知っていればそれで良いのだと言う。 なんだかすごく恰好良いと思った。だから僕は、おかのさんに手伝ってもらって一つだけ石を積んだ!。 いつ来ても必ずここにある石を一つだけ。 おかのさん、ありがとう。」
by nature21-plus
| 2010-05-07 23:04
| 焚き火小屋のこと
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