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懸命に頑張ってボロボロになっている奴に、なんの配慮もせずに「ガンバレ!」というのは考えようによっては暴力であるのだろう。しかし…
ともすれば、自分が何をしたいのかを考えることもせずに、やみくもに人を羨むだけ。もしくは、自分がなにも為していないことを意識もせずに、いたずらに他者からの評価を気にかけ、これに揺らぐ奴…。 こういう手合の相手は、じつに疲れる。 今日の焚き火小屋は、ベロニカの会のワークショップに素敵なゲストが何人もあって…。夕刻、心地よく石積みの作業の後片付けをしていたのだが、ここに招かれざる客が来た。 おいらのブログを、このところ毎日のように見ているという。つまり焚き火小屋と石積みの壁に興味を持って、仕事帰りにのぞいたのだそうだ。ちなみに、一面識もない人物なのだが…。 正直を言えば、片付けものを済ませてそろそろ夕食の準備に入りたい時刻でもあったし、アポもとらない無礼にも不快を感じた。だが、聞かされるこちらがくすぐったくなるほどの賞賛と感動の言葉にすこし相手をした。そして、この人物、話をするうちに、こういうこと(焚き火小屋&石積みの壁)を自分もしたいが、自分には到底できない。引換、一人でこれをする、あなたは凄い!を連発する。 これに、だんだん馬鹿らしくもなって「そんなことはないでしょう!この程度のことはやろうとする意志があれば誰にでもできることだ」と言ったのだ。しかし、なぜかこの人物、これに引っかかるものを感じたようだ。 「いや!普通の者なら世間体もあるし、こういうことはなかなかに出来ることではない」とか、「自分に出きるからと、誰でもが出来るなどと言っては回りの者が可哀想だ」などと言い出した。「なにしにきたんだこの馬鹿は…?」と思ったが、黙って聞いていれば、これがだんだんエスカレートする。 「自分は長く、ちゃんとしたところに努めてきた。だけに、自分がしたいと思うことでも、そうしたところに努める者の立場や責任を考えれば、我慢しなければならないことがままにある。あなたは、どうやら、そうした我慢をする者への配慮が足りないようだ」などと言い出した。 セメントを練っていたバケツの水をぶっかけて、すこし、あたまを冷やしてやろうかとも考えた。だが、素性も解らない人物を相手に、自分の拠点でわざわざトラブルを起こすほどの馬鹿でもない。適当にあしらって帰っていただいたが、じつになんとも唖然である。 年齢は五十代の半ば。その口の利きようから判断すれば、たぶん、その「ちゃんとしたところ」ではそれなりのポジションにいるのだろう。しかし、こんな人物を上司に持った若い人たちの如何に哀れかを思わざるを得ない。どれほどに豊かな才能も、努力も、帰属感情の優劣だけで、たぶん、すべてが潰される。しかも、ときに「俺は、お前のためを思えばこそ…!」などという理不尽こそが言葉にされてだろう。 大体に、評価を気にするとはどういうことか!。依存か。それとも、主体的な参加なのかの是非はともかく、少なくとも、自らに何らかの組織や集団への帰属意識が明確にあって。言うなれば、そこでの「ポジション」を意識するから、自分に対する評価が気になるのではないのか。そして、だとすれば、帰属するシステムが変われば、当然、その評価軸は変わるはずだし、ともすればそのシステムのコンセプトなどが変化すれば、これに連鎖してその評価軸が大きく変わることだってあるはずだ。 こんなことは、わざわざ言葉や文字にするほどのことなのか!。 だが、この「自分は長く、ちゃんとしたところに努めてきた」という人物。どうやら、自分が信じている「評価軸」が絶対無二で永久不変だと信じ込んでいるかのようだった。まったく馬鹿としか言いようがないけど…。 この人物の話を整理してみれば、おいらのブログを見ているなどじつは大嘘だろう。そろそろ、その「ちゃんとしたところ」の定年を控え、再就職もままならずに、どうやら無謀にも起業でも考えているらしい。で、どこでどう知ったか「焚き火小屋」に関心を持ってのぞきに来たというところが本当のところだろう。 しかし、「一家を構える」ことの責任もその重さも知らず…。「なめんなよ!おまえ…」などと、おいらは言いたい!。 まったく、たかが石積みの壁一つで、こんな面白いことが起こるなどと予想もしないことではあった。世の中、つくづく平和なんだと思う。 もしくは、末世なのか!。
by nature21-plus
| 2010-04-13 22:24
| 焚き火小屋のこと
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