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まともにベットにも入れず、そろそろ40時間がちかい。なぜか不思議に眠くは無いが、さすがに全身お疲れモードだ。
昨夜遅くに、このところしばらく使わなかった予備のマシンのソフトのアップデートをかけた。だが、なぜかその後に、突然、ディスクトップ環境が立ち上がらなくなってしまった。ターミナルなどのCLI環境は使える。また、そのターミナルから起動させれば、Firefoxも問題無しだった。しかし、それ以外の幾つかのGUIのソフトが起動しないし、ディスクトップそのものがモニターに出てこないのだ。 これを面白がっていじっているうちに、じつに楽しい発見があったのだ。なんと驚いたことに、「Vim」で、Debianの様々な設定ファイルの中を、まったく自由自在に動きまわることが出きるのだ。考えてみれば、Linuxとは基本的にテキストベースなのだから、これは当然のことなのだろう。しかし、プログラマーでもないわたしのような素人が、そうしたことまでを深く理解するわけもない。だけに、こういう状況に直面して、ただただ一人、あらためてその設計姿勢の凄さに感動してしまった。 結局、エラーログと、正常な別のマシンのファイルを頼りに2時間ほど遊んだだろうか。トラブルは、Xorg.confというモニターへの出力に関わるファイルのわずかな文字列を書き換えただけで何事もなく復旧してしまった。 しかし、なんとも奇妙な体験でもあった。 つまりコンピューターとは、ビットと言われる単位の記号をルールに沿わせて集合させたり、それを組み替えたり…。そんなことかとあやふやな理解はしていた。しかし、今回はそれを文字列をいう、比較的理解しやすいテンプレートに置き換えて考える機会をもらったようなだと言えるのだろう。 これまで、まったくこうした認識など持ちようも無かった。つまり、キーボードを使う行為とは「文字を書くこと(つまりタイプする)そのもの」であったし。また、マウスにしても、言うなれば書面や画像の上、ときにある種の目に見える機能を作動させる道具であると、まったく悩まずに理解していた。 壊してはいけない高価なもの!。 これが、われわれの当たり前のコンピューターへの認識だろう。たしかにそうだ!。ちなみに、写真に写っているコンピューターのすべてを購入した当時の金額で考えれば、周辺機器なども含めて、たぶん100万円を軽く越えるだろう。確かに高額なものである。 しかし、これは「壊れやすいものだろうか!?」ある特別なトレーニングを積んだものにしか触れることなど出来ないかのように…。なぜか、われわれは信じこんできたのではないだろうか。 ちなみに、写真のノートパソコンはすべてIBMのThunkpad240系である。つまり、もっとも古いものは十年ほど前のマシンなのだが、これらはすべて最新式のDebianがインストールしてあって、まったくストレスなどなく起動する。 わたしには、これらを「蘇らせた」などという認識はない。つまり、実用的なツールとして、購入した当時にまったく変わらない状況がいまでも当たり前にあるに過ぎないのだ。これは言い換えれば、「コンピューターなど、簡単に壊れるものではない」と言えるのではないのか。 では、ソフト的にはどうだろう。 すべては、関わる人々のこのコンピューターという文化に対する思想の問題だと言えるのではないだろうか。 つまり、その設計思想に、社会に役立つ便利な道具として意義や意味を持たせるか。もしくは、この文化の本質的な理解につながるような「解りやすい状況」は出きるだけ避けて…。むしろ、人々が次々に買い換えざるを得ないような展開を続けて…。 これは、「なんとも馬鹿げたことだ!」と言ってはいけないことなのだろうか。 ともあれ、Linuxの思想と、そのシステムデザインの素晴らしさに感動しつつ…。昨夜から、この手持ちの古いマシンのすべてにDebian+openboxをインストールしていたのだ。 しかし、素晴らしく心地良い、なんとも凄い時間ではあった!。
by nature21-plus
| 2009-12-16 00:00
| Linux
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