最新の記事
カテゴリ
全体 焚き火小屋のこと しまね自然の学校 瀟洒なる森の中で Linux design 島根日日新聞 田舎に暮らす 百姓をする女たち 日々雑感&たわごと 野外体験産業研究会 心象をスケッチする 伝える 焚き火小屋に火を熾して nob-san Brötchen ロケットストーブ ノブヒェン窯 ノブフェン募金プロジェクト OLD LENS フォロー中のブログ
登攀工作員日記 フランス存在日記 山瀬山小屋2号奮闘記!と... 楽・遊・学・ビバ人生!! おとうさん! ごはんなに? 染めと織りのある生活を楽... 山の子 田園に豊かに暮らす わざわざのパン+ かるぺ・でぃえむ 向こうの谷に暮らしながら 光と影をおいかけて TSUNAMI募金2 赤... すなおに生きる 木陰のアムゼル2号庵 フランス Bons vi... FC2ブログなど
以前の記事
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
島根の海に初めて出会ったとき、「これが本当の海なのだ…!」と、その美しさにただただ感動した。どこまでも深い藍の色に…。そして、「雄大な!」などと言う陳腐な言葉などでは伝えきれない沈む夕日の神々しいさまに…。しかし、鷺浦の「深袋」の海に出会って、そうした感動と歓喜が、まだまだ不十分だったことを理解した。 「ウィルダネス」、もしくは「原生への回帰」とでも言うべき、その凄い世界にただただ圧倒された。今週の半ばから、その「神々の悪戯か…!」と思えるほどに美しい島根半島ならではの海をフィールドに、しまね自然の学校恒例の夏のスペシャル・プログラム「うさぎの子って誰さ!」がはじまる。 ウィルダネス」を辞書に引けば「白然が保たれている地域、原生地域・・・」などとなるだろうか。だが、けして多くもない自身の体験に照らしても、この解説では不十分だと思わざるを得ない。ときに「恐怖」や「畏敬すべきモノ」の存在をも感じさせる世界を表現するに適切な言葉など、知る訳もないのだが…。体験教育プログラムを考えるとき、この「ウィルダネス」への思いがいつも同時にある。これは、子どもたちに「人の生きる原点としての風景とは何か!」について、感じ、考えて欲しいと意識するからにほかならない。大社町鷺浦の「深袋・高袋」をフィールドにした「うさぎの子って誰さ!」は、そうした思いの原点とも言うべきプログラムだ。その企画段階に「ある夏の記憶『原生への回帰』」と名付けていたのだが、照れもせずに、そうした言葉を使うことがベストなほどにフィールドの質的レベルが高いのである。 この夏、15名ほどの子どもたちがこのプログラムに参加する。主催者として嬉しくはある。しかし最近、ここは自然の学校のようなシステムによって体験するところだろうかと、よく考える。装備やスキルなど、課題はさまざまに有るだろう。しかし、出来ればここは、子どもたちが近しい大人と幾日かを静かに過ごすことこそが最良な場所なのではと思えるのだ。 田舎に暮らせば、「子どもたちは十分に自然を体験する」と考えがちだ。しかし、これは間違いである。何故なら、全てが経済性にシフトされた現代の農山村の風景は、必ずしも子どもたちの育ちに有益であるとは限らない。また、彼らが、自然の豊かさを、その不思議な世界を、彼らの小さな心に感じるには、それを意識し彼らと共にいてくれる大人が必要なのである。それも、出来れば、父や母や、兄弟たちこそが望ましい。 いつの日にか、全てが金色に輝く残照の鷺浦の海に、静かな家族連れのカヤックとすれ違いたいものだ。あの美しい「原生」の海に…。
by nature21-plus
| 2009-07-20 17:32
| しまね自然の学校
|
ファン申請 |
||