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本来なら、7月の予定どおり、「子どもたちの育ちの支援について」書こうと考えていたのだが、先日、出雲に悲しい事件が起きてしまった。そして、その報道のあまりの酷さを見ていて、どうしても無視することは出来なく、差し替えた。
本文、ここからーーーーーーーーーーー 握りこぶし大の石を二つ、どちらかを叩き割るように強くぶつけて…。上手くいけば、焚き火にあぶった肉片を削いだり、野菜類をカットするぐらいなら十分に刃物として使用できる鋭利なエッジをもった剥片がとれるだろう。 「人の祖先」が、250万年前ともいわれる遥かな昔に使い始めた「オルドヴァイ式石器」とは、たぶん、この程度のものだろう。しかし、その後に「人の祖先」の進化とともに、その機能とデザインとに変化を遂げてきたこの石器を「ナイフ」と位置づけることが可能なのだとすれば、「ナイフ」とは、「人類」を「人類たらしめてきた道具」であるといっても過言ではないはずだ。 さらにを言おう。島根の「鉄」の文化と、この国の風土と、その豊かさの中に祖先たちがどの様に暮らしてきたかを理解すれば当然ともいうべきことかもしれないが、この国の「刃物」の文化は、世界に、類例などみられないほどにそのレベルが高いのだ。にもかかわらず、われわれの時代は、その高い倫理観をも伴った文化をどこかで見失ってしまったかのようだ。 育ちの中に、そのモノ自体が管理され取り上げられて、その「危険性」など知らないはずの世代が、「ナイフ」を凶器にした大きなトラブルを引き起こす。これまで、ここに「なぜだろう?」と感じていたのだが、先日の出雲の不幸な事件の報道を見ていて、なんともやりきれない理由を理解した気がした。 凶器の…!計画的に…!などの単語に続いて「ナイフ」という文字が異常とも思えるほどに多いのだ。ある新聞などは、わずか数行に5ヶ所もあって、まるで、あの不幸な事件を「極悪非道な事件」として伝えようとするのかと感じさせられ、不快なものが残った。 けして「意図して…!」などではないのだろう。しかし、こうした分別のない未成熟な報道が、結果として、育ちのプロセスの不安に当たり前に揺らぐ子どもたちに、ときに「狂気としてのナイフ」を選ばせる状況の一端を担ってはいないだろうかと考えるのだ。
by nature21-plus
| 2009-07-20 06:05
| 島根日日新聞
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