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鄙びた土蔵の美しい写真に「…朦朧としたほのかな明かりの中でこそ、…素材感の深みがはじめて見えてくる。…」という谷崎潤一郎の『陰影礼賛』の一節が思われた。
近代的な合理主義は「視覚」に重きを置きすぎている。だから、すべてのものを"白く、明るくして清潔感がある”などという。だが、われわれ日本人の生活の豊かさは“視覚”だけではない。他の四感も使って感じる世界を大切にしたい。触覚、聴覚、味覚、嗅覚。陰影の中でこそ、それら四感が研ぎ澄まされるのだと、谷崎はいうのだろう。 また、そこから、『山姥』や『旅涯ての地』の著者として知られる坂東眞砂子の描写する"古い建築の陰影に封じこめられた神秘的で美しい情景”をも思わされた。白壁と(ここでは土壁だが)軒のひさしの間のうっすらとした闇に潜むものや、日差しに照り返る白壁に穿たれた連地窓の中の漆黒の世界など、建築を学んだ坂東ならではの絶妙ともいうべきものを連鎖したのだ。 続きを読む。 #
by nature21-plus
| 2009-09-23 00:00
| 日々雑感&たわごと
「そこにいるのは誰ですか…!?。」
「…中原町に飴屋あり、飴屋とは——水飴なる、麦芽より作られし琥珀色の蜜を売る店たりて、乳の出でぬ時に子供に與へしなり。夜毎夜更けに顏青白き白づくめの女、水飴を一厘【※原註8 厘とは一錢の十分の一。中央に四角の穴開きし小さき圓形の銅貨。】買ひし。女の餘りに痩せ細り顏色の惡きを見て、心を留めし飴賣り頻りに聲をかけしが、女答へず。怪しからず思ひて或夜、女を追へり。女の墓場へ向かひしを、飴賣り恐ろしくなりて店に戻れり。 翌る晩も女の現れど、水飴は買わず、たゞ手招きせり。飴賣り、友人を從へて、墓場に向かへり。女、或墓の前に來たれば掻き消えけり。地より嬰兒《みどりご》の泣く聲す。墓を掘れば、夜な夜な飴屋に通ひし女の骸の抱きしは、健やかなる赤子なりて、提燈の明かりを見て笑い出せし傍らには、水飴の碗あり。氣を失ひしまゝ埋葬されし女の、墓の中にて子を産み、其の魂が養ひし由なり——愛は死より強し。…」 ラフカディオ・ハーンが「知られざる日本の面影」に記した、松江市中原町の大雄寺に伝わる「あめを買う女」の物語である。 続きを読む。 #
by nature21-plus
| 2009-09-22 00:00
| 心象をスケッチする
風も光も、すべてのものがここち良い季節に、あれも、これもと、したいことが山のようにあって…。朝からばたばたしていたのだが、一休みしようと焚き火小屋の扉を開け放して仰いだ天空に、この『飛翔』があった!。
このおおらかなさまはどうだ!。まるで、どこまでも蒼い天空のそのさきの絹雲を、なにものかに見立てて、はるかな高みを、どこまでも、どこまでも飛翔するかのようだ!!。 気配!。それともなにものかの残欠!。はるか蒼穹のそのさきに、微かな記憶がうごめいた。 続きを読む。 #
by nature21-plus
| 2009-09-21 00:06
| 心象をスケッチする
ランチの後にのんびり野菜畑を眺めていたら、いつもの「じゃましていいかね!。」の声がした。「勾玉」の古老が、あたらしい作品を見せにきてくれたのだ。回を追うごとにその完成度が上がるそれに驚嘆しつつ、二人で盛り上がっていたら、焚き火小屋から地主さんのおばあさんの楽しそうな声がする。
おばあさんは、ふだん、とても静かな方だけにめずらしいなと思っていたら、「神戸から来られて…!。」と、ご親戚のご婦人を二人連れてみえられ焚き火小屋の話をして欲しいという。 「凄いです!上津に、こんな素敵なところがあるなんて…!!。」と、お二人は声をそろえて絶賛される。 続きを読む。 #
by nature21-plus
| 2009-09-20 00:08
| 焚き火小屋のこと
一昨日の記事、「「蹴る鳥」は言う!。」に、「風音さんって、よほどひどいジジイなんですねェ~。」というメールが来た。むろん、差出人は、当の本人である。
これに、「いや、まったく(こんな記事を書いてしまって…)今夜、うなされそう…!。」と返信をしたところで、電話をする気になった。 彼の理解の中の「蹴る鳥」の"なにものかを「所有する」意識について”聞いてみたいと考えたからだ。いわゆるインディアンの、自然やモノや、隣人たちへのスピリチュアルなものに基づく認識とでも言えば良いのだろうか。 「代表は、子どもらは「ノンバーバル」だってよく言うじゃん!!。あれだと思うんだけど…!。インディアンは、言葉以外の表現を大事にするって知ってた…!!。」と、いきなり返ってきた。 続きを読む。 #
by nature21-plus
| 2009-09-19 00:02
| しまね自然の学校
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