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ヒートライザーが、ロケットエンジンの噴射を思わせる「炎」を音立ててを噴き上げる。
そして、そこだけを見るなら、その燃料が、細かく割ったわずか数本の枯れ竹だなどと、とても信じられないに違いない。 「Gas Bottle Stove」に排気管(煙突というよりも)を取り付ける前に、燃料の投入口をノーマルなロケット・ストーブのそれに戻して燃焼実験をしてみた。 じつは、木質燃料をガス化して、これを二次燃焼させるロケット・ストーブに、「焚き口」という考え方は本来的に存在しないのかも知れない。いや、確かに、火を付ける場所は必要だ。だがロケット・ストーブでは、そこは「燃料の投入口」なのであって、つまり既成概念にいう「焚き口」とはすこし違うのだ。 普通の状態で、火のついた小枝を立てればその炎は小枝に沿って上にあがって来る。つまり、これは小枝が燃えたことで発生した熱が上に上がろうとするからだ。そして、たぶん、これは誰でもが理解する「火を消さない」ためにもっとも理にかなった方法だろう。 ロケット・ストーブにしても、そこはまでは同じだ。だが、その先がすこし違うのだ。 火のついた小枝を、垂直に立った「燃料の投入口」に入れて、炎が小枝に沿って登るレベルに燃やし続ければ、ヒートライザーの温度をあげることが出来ない。当然、ロケットストーブに重要なヒートライザー内部の上昇気流の発生など望むべきもない。つまり、結果、投入口内部の酸素がなくなれば、そのうち小枝の火は消えてしまう。 だけにロケットストーブでは、小枝の先に発生した熱と炎が小枝に沿って登るのではなくて、発生した熱と「woodgas」が、ヒートライザー内部に入っていくように火を焚くべきなのだ。つまり、小枝の先端についた火は、辛うじて消えないレベルを維持させて、むしろ大切なのは小さな燃焼による「woodgas」の発生なのだ。 これを「論」としては理解していた。しかし、「Gas Bottle Stove」に火を入れると、どうにもその「論」を忘れてしまう。つまり、既成概念に縛られ、無意識にそこに炎をあげることをはじめてしまうのだ。 じつは、このことにやっと気付いた。そして、これではヒートライザーは、せいぜい効率の良い煙突でしかなくて、その本来的なパワーなど発揮していないことに…。 そこで、燃料の投入口をノーマルなロケットストーブのそれに戻して燃焼室の形状や新鮮な空気の導入も考え直して燃焼実験をしてみたのだ。 その結果が、下の写真。ヒートライザーが、ロケットエンジンの噴射を思わせる「炎」を音立ててを噴き上げる。 つまり、すべてをもう一度やり直し…。くそ。。
by nature21-plus
| 2010-12-22 23:27
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