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先月の半ば過ぎに、焚き火小屋の屋根の貼替えからはじめた外仕事もそろそろ二十日。当初、狂いっぱなしだった体調も少し安定してきて、このところ自分なりの作業のリズムをなんとか取り戻すことが出来たようだ。
ここ数日の作業は自然石を素材に石積みの壁を作ること。一つとして同じかたちのない石を、バランスなどをそれなり考えながらモルタルを使って仮止めをする。その後は、砂とセメントにバラスを混ぜ、ただただがむしゃらにモルタルを作り積んだ石の間に流し込み、次の石を積むためにフラットを出す。つまり、静かに考えながら丁寧に作業する時間と、体力まかせに黙々と頑張るしかない時間を交互に繰り返し、一人寡黙な一日が終わる。 賃労働が嫌いな元来の性分に合うのだろうか。それとも、いわゆる「働く」とは、本来的にこういうことなのだろうか。 朝。屋根の上の小鳥の囀る声を目覚ましに、一切れのパンと一杯の珈琲をいただく。その後に、さて!とばかりにはじめる仕事には、厳密に決められた納期などがあるわけでもない。また、その作業を手伝う者があるわけでもないが、それはそのまま気分をそぐような邪魔が入ることもないということ。 一仕事のあと、空腹を覚えた昼時分。おばあさんの畑を一巡りして、今日は、処分前のブロッコリーを少しと、伸びすぎて花を付けた大根の新芽を何本かいただいた。これを冷蔵庫の残り物と合わせ、フライパンで軽く炒めて畑の中に暮らす至福を美味しくいただくランチタイム。 午後は、ただただがむしゃらにモルタルを練る。そして、これに疲れ切ったころに、今日の予定が一段落。あとは、すこし遅めのお茶をいただいて、一日の作業の後片付けをして…。 この静かな一日が、じつになんとも心地良い。 しかし、「働く」とは、どういうことだろう!。 この谷に、おばあさんの畑の中にするそれは、創造と感謝と光あふれる喜びに満ちて、これほどに心地良い。なぜ、それが、ここから出てその呼び方が「労働」と変わるだけで、あれほど苦しく不快なものに変わるのだ。 いったい「労働」とは、なんなのだ!。
by nature21-plus
| 2010-04-11 23:14
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