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慣れればこれは 「Ion2」や「awesome」などより使いやすいかもしれない。
とにかく、すべてがシンプル。デフォルトでは、原則、一つのウインドウにひとつのアプリケーションが立ち上がる。しかも、すべてがフルスクリーンで余分なものが一切ない。タイトルバーなし。システムトレイなし。メニューなし。あるのはウィンドウのみと、超が付くくらいにシンプル。 タイリング型ウインドウマネージャーというより、これはフルスクリーン起動型って感じ。だが、それなりの設定をすればタイリングは当然、相当に微細にカスタマイズが可能だという。 しかし、このウインドウマネージャーがその真価を発揮するのは、すべてのウインドウ操作がキーボードだけで可能なことであるそうだ。 アプリケーションの起動は「 c - t ! 」で、シェル・コマンド入力画面がでる。ここに使いたいアプリの名前を入れれば良い!。で、これを終了するのは「c - t k」。つまり「kill 」ってことのようだ。 ちなみにターミナルは、「c - t c」で xterm が立ち上がる。ヘルプも、じつに単純に「c - t ?」でキーバインド・リストがフルスクリーンに立ち上がる。ウインドウの確認は「c - t w」で、画面上部にアプリケーションの起動しているウインドウのリストが、ナンバー付きで出る。もういちど「c - t 」して、その後にその移動したいリストのあたまの数字を入力すれば、目的のウインドウに一発で飛ぶことが可能だ!。超便利だ!これ…。 「Ratpoison」これは十分使える!。 公式 http://www.nongnu.org/ratpoison/ ある意味、究極のタイリング型ウインドウマネージャーと言うべきか。起動直後には、どこをクリックしても無反応。いわゆる飾り気が一切ない。その理由は、「殺鼠剤」と言う過激な名前が物語っているのかも知れない。つまり、作者が「マウス」を「ラット」とよぶほどに嫌って、キーボードだけで快適に操作出来るウインドウマネージャーとして作ったらしい。 ちなみに、GNUscreen に影響を受けたそのキーバインドは、当然、GNUscreenライクなウインドウの操作を提供してくれる。 基本操作は、 C-t c xterm C-t w ウィンドウのリスト C-t 1-9 その番号のウィンドウに切り替え C-t C-t 直前のウィンドウに切り替え C-t C-n 次のウィンドウ C-t C-p 前のウィンドウ C-t C-s 横分割 C-t C-S 縦分割 C-t C-Q 分割解除 などなど。 とりあえず、C-t ? とすれば基本的なコマンドが出る。 デフォルトでも便利に使えるが、この手はやはりカスタマイズして…。 1. .ratpoisonrc 2. 3. exec rpws init 7 -k 4. 5. bind F exec iceweasel 6. bind C exec xfce4-terminal 7. bind T exec thunar 8. bind P exec pyroom と、取り合えず、いまだ詳しくわからないのでシンプルに…。まずは、7個の仮想デスクトップを作成し、有効にするために…。仮想デスクトップの切り替えは、Alt-F1...F9でできる。 次はキーバインドで、C-tを押した後のキーを定義。一つ目は、iceweasel(Firefox)で、次が「Vim」を使いやすく設定してあるxfce系のターミナルで、その下には、ファイル管理用のアプリと、pythonで書かれたお気に入りのeditorと続く。 だが、「Ratpoison」のカスタマイズはこの「.ratpoisonrc」ファイルを書くことだけではなく、シェルスクリプトなどでどこまでも拡張することができるのだそうだ。 ちなみに写真はThinkpad240zにminimal install したDebianに「Ratpoison」が起動して、さらにそこに「Vimperator」というアドオンが動くFirefoxが、フルスクリーンで立ち上がっている状態のscreenshotなのだが…。つまり、デコラディブな装飾が全くなく、これほどにシンプルなのだ!。 しかし、現実には、この状態でxterm,thunar,mutt,mirage,mocなどなど様々なアプリが起動している。そして、それらに移動するには「c - t 」して、その後に目的のアプリのナンバーキーを叩くだけ…。つまり、マウスなど必要ないし、嬉しいことに、すべての操作が一瞬なのだ!。 しかし、なんとも便利にここち良い…!。
by nature21-plus
| 2010-01-19 21:49
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